IOC会長バッハ氏は、なぜ日本の緊急事態宣言に言及したのか?

 今朝のIOC会長バッハ氏の発言が、国内でも波紋を広げているようです。
 とりあえず比較しやすい3本の関連記事をピックアップしてみます。
記事はコチラです☟

緊急事態宣言「五輪とは関係ない」 IOCバッハ会長



バッハ氏の訪日前に宣言解除? 東京都の狙いは 臆測広がる



野党からIOC会長へ相次ぐ批判 緊急事態「無関係」発言 東京五輪



 記事の選択は、どうしても和田の意図が反映してしまいますことをお許しください。
 勘繰りますと、バッハ会長はどうしても東京オリンピックを開催したいのであり、小池東京都知事も自分の保身・実績のためには東京オリンピックを中止にしたくない思惑があるが、野党(特に共産党)は、東京オリンピック中止を利用して菅政権の倒閣を画策しているのではないかということです。

 バッハ会長の発言は原語ではなく日本語化した記事ですから、多少マスコミによる誇張はあるかもしれませんが、日本の緊急事態宣言発令に合わせてコメントを発表すること自体意図的なものを感じます。野党に限らずこのタイミングでのコメントは、マイナス効果の方が大きいのではないでしょうか。
 IOCにとっては、たとえ無観客でも東京オリンピックを開催さえすれば莫大なテレビ放映料が手に入るからだろうと、和田は妄想してしまいます。
 
 もう何度も書いてきたことですが、政府・東京都は何のために誰のためにオリンピックを行うのか、今一度自問自答してほしいですし、マスコミは国内では東京オリンピック開催ありきで聖火リレーや選手選考会を後押ししながら、一方ではコロナ感染の恐怖を煽りまくる報道を繰り返すことで、世界にオリンピック開催の不安情報を大放出してしまっているという矛盾を軌道修正しない限り、国民の信用も失ってしまうのではないでしょうか?
 

甲子園のスターが伸び悩む理由とは?

 筆者が野球経験者であり、現在中学野球部の副顧問をしていることは、当ブログを定期的に訪問してくださる方はすでにご存知のことと思います。
 昨日(29日)ですが、かつての甲子園大スターがプロ入り後伸び悩み、現在がけっぷちにあるとの記事が掲載されました。
 記事はコチラです☟

オコエと清宮「元甲子園のスター」に迫る〝リミット〟


 そう、あのオコエ選手と清宮選手です。野球ファンでなくとも清宮選手は誰もが知っているでしょうし、オコエ選手も走攻守3拍子揃った好選手として、甲子園大会で強烈な印象を与えました。

 ただ野球に限らず、アマチュアで大活躍した選手が必ずしもプロで一流の選手になれないことはそれほど珍しいことではありません。
 しかし、清宮選手は高校野球史上最多の本塁打を記録した選手であり、オコエ選手も50m5秒台の快速と鉄砲肩のずば抜けた身体能力の持ち主ですから、高校出ではあってもプロ2,3年目あたりから1軍で活躍し、レギュラーに定着しても不思議ではないはずです。

 記事からオコエ選手の伸び悩みの原因を拾ってみると、以下のようになります。
「考えが甘い、自己評価が高過ぎる」
「能天気過ぎて危機感がまるでない」
「まだロクに結果も残していないくせに態度だけは一人前」
「近年はケガやコンディション悪化で手術も繰り返し、1シーズンもまともにプレーできない」
 
 清宮選手については、もう1本スポーツ記事をリンクします。
 記事はコチラです☟

日本ハム・清宮、オープン戦不振で開幕2軍スタート…栗山監督「頭の中が混乱しているように見える」



 この2本の記事と他の情報から、清宮選手の伸び悩みの原因をピックアップしますと次のようになります。
「凄く頭の中が混乱しているように見える。試合中に打ち方が変わったりする。自分がやろうとしていることがぶれている」
「結果ではなく、打席内で清宮の方向性にぶれがある」
「”この方向に進むんだ”というものが自分の中で揺れるのであれば、まず整理をさせないと前には進まない」

 オコエ選手については性格や取り組む姿勢の甘さが、清宮選手については自分を見失っている迷いが、特に伸び悩みの原因として指摘されているようです。

 ここからは私見です。
 一見性格的にも取り組み方にも違いのある二人ですが、二人に共通するのは「ハングリー精神」の乏しさではないかと思うのです。
 オコエ選手は天真爛漫の闊達さが自己過大評価につながり、うまくいかないのは他者要因や運と考えている節がありますし、清宮選手はファンの期待を裏切りたくない焦りが結果ばかりを追い求め、開き直ってがむしゃらにぶつかっていくエネルギーを失っているように思えるのです。

 やはり私のような凡人と違い、甲子園の大スターともなると過去の栄光・実績が無意識のうちに脳裏に焼き付き、過度な自信や期待に応えようとする義務感が、あくなき向上心や泥臭い(なりふり構わない)鍛錬を奪っているのではないでしょうか?

 お二人とも私たち凡人がどんなに努力しても到達できないパフォーマンスを、天性の素質として持っていることは間違いありません。ぜひ日本の野球界のためにも、メンタル面を強化してプロ野球の看板選手に成長してほしいものです。

男子マラソンで驚異的な日本新記録!

 本日(2月28日)びわ湖毎日マラソンが行われました。
 私は部活(中学野球部)の試合があったため、帰宅後視聴しようと録画予約をして家を出たのですが、部活の試合終了直後にはネットのニュース速報で、鈴木健吾選手が日本人選手初の「2時間4分台」という驚異的な日本新記録で優勝したことを知りました。
 マラソン好きの私はその記事を見て興奮してしまい、帰宅するや否やすくに録画を視聴したのです。

 レースをご覧になられた方には説明するまでもありませんが、見ていない方向けにNHKのWEB記事(動画付き)をリンクしておきます。
 記事はコチラです☟

びわ湖毎日マラソン 鈴木健吾 優勝 日本新記録 初の2時間4分台



 初の2時間4分台という記録もさることながら、私が驚嘆したのはラスト6キロ(単独首位に躍り出た36キロ過ぎからゴールまで)のスピードです。鈴木選手は単独首位に立つと1キロ2分台のスピードを維持し、最後の5千メートル換算では何と14分30秒前後のハイスピードで駆け抜けたのです。
 つまりトラックの5千メートル競技で入賞できるほどのスピードを、マラソン(42.195キロ)の最後の5キロで出したわけです。

 マラソンにおいてこれまで日本人選手は、ハイスピードの持続、速度の上げ下げ(切り替え)、最後のスタミナといった点で、外国人選手(特にアフリカの黒人選手)と比べると明らかに劣っていました。
 終盤まで何とか先頭集団に食らいついていても、外国人選手がスパートすると日本人選手はついていけず、脱落、失速していく姿をいったいこれまで何度目にしてきたことか…。

 確かにここ2.3年で男子マラソンはレベルアップしてはきましたが、正直実力は「うまくいってオリンピックで入賞できるかどうか」といったところではなかったでしょうか。
 ところが今回鈴木選手の終盤の走りは、これまでの日本人選手の常識を覆すものだったのです。スパートの切れ味、その後のハイスピードの持続など、まさにアフリカ勢と対抗できるかもしれないという期待を抱かせるものでした。

 実際アフリカ勢と直接競り合った場合、どうなるのか未知数ではありますが、少なくとも記録上では十分渡り合えることを証明しています。
 コロナ禍で暗いニュースが多い中、鈴木選手の走りは多くの日本人に明るい希望をもたらしたのではないでしょうか?

ビートたけしの「東京オリンピック否定論」に耳を傾けてみる

 大会組織委員会森会長の問題発言への批判が続いていますが、東京オリンピックに関して、あのビートたけし氏が独自の論を述べています。
 記事はコチラです☟

ビートたけし「オイラは東京五輪開催に反対」の理由を語る



 私はビートたけし氏がコントなどで一世を風靡した時代の人間なのですが、彼はまさしく天才に思えます。
 彼は一般人には備わっていないような独特の感性・表現力を持っています。あの毒舌やパフォーマンスには賛否両論あるでしょうが、世の中を見通す視点はなかなか鋭いものがあると思うのです。

 ところで、かなり前の過去記事を見ていただければわかりますが、もともと私は現在の「商業オリンピック」形態には反対の立場であり、東京オリンピックの運営の在り方にも疑問を持っていました。
 しかしながら、開催そのものについては、「東京オリンピックが正式決定した以上は何とか成功してほしい!」と、思っていたことも事実です。
 しかし、突然のコロナ禍により、1年前には東京オリンピックに熱狂し賛同していた多くの国民が、一転して中止・延期に傾いてしまいました。

 この時期に「そもそも論」を展開するのは少し卑怯な気がしますので、今回直接私見は述べませんが、たけし氏の記事に同意できる部分について、少し取り上げたいと思います。
 
ア. 「前回の1964年東京五輪のような高度経済成長の時代なら、国威発揚の意味もあっただろうけれど、これから人口がドンドン減っていくニッポンにおいて、五輪みたいなイベントはどこまで意味があるだろうか

イ.「コロナがいったん収まったとしても、この先こういう感染症がまた発生する可能性は高い。こうなると、五輪を引き受けるのは大きなリスクだよ。カネと手間暇をムチャクチャかけても、それがかえって大損失になっちまうかもしれない」

ウ.五輪にしろ、万博にしろ、みんな自分の現在の生活に不安を抱えているのに、大企業や政治家ばかりが潤うようなお祭りに税金をガンガン注ぎ込むなんて許されないよ。そんなカネがあるなら、コロナで倒産した会社の社員を助けるとか、またこういうパンデミックが起きたときに備えて病院や研究所を充実させるとか、地震や水害みたいな災害に備えて各地に避難所を作るとか、先にやるべきことがあるだろうよ」
 
 アについては、以前私が述べたことでもあります。1964年と違い、すでに経済先進国となった日本で、必要以上にインフラ・大施設に投資するメリットはあまりないと思います(経済的に投資した分の効果が得られない)。

 イについては、この先様々な感染症が定期的に発生する可能は私もあると思いますし、日本に限らず世界中からたくさんの集客をする国際的イベントの開催は、大きなリスクを背負う覚悟が必要になると思います。

 ウについて、コロナ関連の公的資金投入は後付けの話ですが、医療機関・体制の整備、防災・減災対策については、新型コロナ発生の以前から私自身も必要性を感じていたことです。

 東京オリンピック開催の有無は、まさしくコロナ感染の収束状況次第ですが、この不幸な東京オリンピック危機を、「ピンチをチャンスに変える!」ではありませんが、長期的スパンで日本の将来のあるべき姿を真剣に考える機会にしていくことが、必要ではないかと思うのです。

やはり…、失言を繰り返すオリンピック組織委員会森会長!

 もうお分かりでしょうが、前回のタイトルで「コロナ患者」と書くべきところを、「コロカ患者」と書いたことに気づかず投稿してしまいました。
 今さら謝罪しても取り返しはつきませんが、本文のチェックばかりに気をとられていたことを深く反省したいと思います。

 さて今回は昨日から話題になっているオリンピック組織委員会 森会長の問題発言です。
 今さら私が言うまでもなく、何十本もの記事が紙面やネットに掲載されているので発言内容はご存知かと思いますが、改めて今回は雑誌のWEB記事をリンクします(特にこの記事を優先する深い意味はありません)。

 記事はコチラです☟

森会長“逆切れ”会見でボランティアや聖火ランナー辞退続々か…もはや東京五輪は開催不能


 
 今さらながらツッコミどころ満載の発言や記者会見であり、これについて多くの方が批判コメントを載せていますので、私はあえて発言の一字一句を取り上げることはせず、「そもそも論」について述べたいと思います。

 そもそもなぜ森氏は会長に抜擢されたのでしょうか?
 私には内部の詳細までわかりませんが、日本社会特有の政治力、地位名声、圧力団体等の力学が働いているものと予想されます。
 森氏は戦後最低の内閣支持率を記録した元首相であり、ただでさえエラそうな雰囲気がにじみ出ている80歳に近い(当時)御老人です(個人的感想ですみません)。
 また、SNS・ネット全盛の現代を考えれば、森氏の高齢、強面、失言癖、話し下手、独善的などのマイナス要因は、下手をすれば命取りになる可能性が十分あるわけです。
 いつかこうしたトラブルが起こるであろうことは、私はある程度予想していました。
 
 謝罪記者会見に臨めば、手ぐすね引いて待っている記者が、あの手この手でキレさせようとするのはわかっていることなのに、それにまんまとのせられてしまうような方なのです。
 そう考えれば、今回のトラブルの大元は、彼を抜擢したJOCや政府(スポーツ庁など)ではないかと思うのですが…。

 ただ、今さら後悔しても元には戻りませんから、東京オリンピック開催に向けてどうしたらよいか、皆で知恵を絞ることです。
 
 正直森会長が辞めても継続しても、どちらもマイナス作用は大きいはずです。
 辞任すれば、国内的には国民はうんざりして中止の方に流れやすくなりますし、外国においてもオリンピックの開催を不安視する声は高まるでしょう。
 逆に継続となれば、今後森氏は国内外のマスコミなどから四六時中目を付けられ、いつまた油断して地雷を踏んでしまうかわかりません。
 アスリートや国民の士気もいまいち高まらないでしょう。

  私的にはこのトラブルをうまく利用し、JOC・オリンピック組織委員会の大幅な刷新を図るべきであり、クリーンかつ好感度の高い若手を思い切って会長に抜擢してはどうか、と思うのです。
 森氏のカリスマ的な影響力を補って余りある新会長の期待・信頼度の高さがあれば、国内外から多くの支持・応援が獲得できるのではないかと思うのですが…。
 みなさんはどうしたらよいと思われますか?

プロフィール

わだしん

Author:わだしん
和田慎市です。公立高校退職後、私立高校で講師をしています。教鞭をとるかたわら、教師人生で学んだノウハウを多くの方に活かしてもらおうと、執筆・講演活動を行っています。H29年末に第三作「いじめの正体」(共栄書房)を出版しました。最近はアゴラ‐言論プラットフォーム‐に時々投稿しています。ご意見・情報交換はこちらへお願いします。なお、詳しいプロフィールはこちらから。

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