スーツ姿で弁護士に成りすました「受け子」の中学生14歳が逮捕される

 今日は「受け子」「中学生、14歳」の見出しが思わず目に留まり、コメントを書いています。
 ついにここまで来たかという感じですが、大阪泉南署は14日、弁護士に成りすまして高齢女性から現金220万円をだまし取ろうとしたとして、東京都在住の中学生(14歳)を、現行犯逮捕しました。
 14日午前に60代の女性方に息子をかたって「投資で損失を出して220万円必要、代わりに行く弁護士に渡して。」という電話があり、不審に思った女性が息子に電話して詐欺と気づき、同署に通報しました。警察は指定された路上に少年が現れたところを現行犯逮捕したということです。
 府警によると、今年特殊詐欺に関与したとして摘発された未成年は42人で昨年同期の11人から急増し、このうち「受け子」が36人と大半を占めています。

 それにしてもいくら大人びた体格の良い中学生でも、スーツを着ただけではなかなか弁護士には見えないでしょうに、「受け子」をやらせなければならないほど人手不足が深刻なのか、家出をして生活の面倒を見てもらっているから片棒を担いだのか、もう少し取り調べが進まないと理由はわかりません。しかし普通に考えれば中学生にとりに行かせるなら、少なくとも10代の役柄(新入社員、配達員など)となるシナリオを考えた方が疑われないでしょうから、この特殊詐欺グループはよほど偽のシナリオ作りが下手なのか、深刻な「受け子」不足かどちらかなのかもしれません。
 記事にもあったようにな受け子の低年齢化だけでなく、最近は女性や外国人の増加も指摘されています。残念ですが、深く考えずに犯罪に手を染めてしまう少年少女が後を絶たないのが現実なのです。学校や家庭・警察などによる粘り強い啓蒙活動が望まれるところです。
 ところで最近、特殊詐欺の方法は刻々と変化していますので、被害者の多くを占める高齢者はその変化のスピードについていけず、常に騙されるリスクを抱えているといえます。
 やはり、まずは家族が高齢者にたいし、、単純な分かりやすい防御策を繰り返し注意喚起して徹底させることが大事ではないでしょうか。いくら電話による詐欺に騙されない方法を教えられても、現実には一度息子と信じてしまったら、その後は相手の言われるままに行動してしまう危険が高いのです。ですから、「カード・現金は本人(息子など)に直接にしか渡さない」「カードの暗証番号は同居家族以外には絶対に教えない」などのように、実質的な金品のやり取りのルールを明確化しておくだけでも詐欺被害にあう確率はかなり下がると思うのですが。

池上彰氏のスーパーマンぶりに思うこと

 今日は超売れっ子池上彰氏の活躍ぶりを見て、私自身の妄想も含め思うことを述べてみたいと思います。従っていつものように記事や事実に基づく話とは違い、あくまで推測・推論であることをご了承ください。

 約2ヶ月前の9月、出演した数十名の子供たちが政治について素朴な質問を行い、メインキャスターを務める池上氏がそれに答えていくという特別番組がありました。私はこの番組を見ていませんでしたが、子供たちの発言に違和感を持った視聴者などが、子供たちの素性を調べたところ、出演者の何割もが芸能プロダクションの子役たちだったことがほぼ明らかになりました。
 そのため、大人がシナリオを作り、子供に話させているという「ヤラセ」ではないかという疑惑が特にネット上で大きくなったのです。また、この疑惑後、複数の著名人・学者から、池上氏の番組スタッフより事前に取材をうける際に、取材相手から得た情報を「池上彰が得た情報として放送させてほしい。」と言われた旨の表明があったというのです。
 もちろんヤラセが事実なのか、先ほどの番組スタッフの取材対象者へのお願いを池上氏自身が事前に知っていたのか、決定的な証拠は明らかになっていませんので、私が断定的な見解を述べることはできませんが、 以下の点で池上氏に対し疑問がわくのです(あくまでも私の妄想です)。

1.あまりにも著書の出版ペースが速いので(1月に1冊?)、テレビなどで引っ張りだこの池上氏が、本当にご自身で原稿を書く時間があるのか疑わしい。
2.テレビ番組などでは、国際情勢、政治、経済、社会、福祉、学問など、多方面にわたり情報通であるようだが、出演者のどんな分野の多様な質問にも即答できるのは完璧すぎて現実離れしている。
3.多くの放送局から引っ張りだこで、特別情報番組の出演頻度は群を抜いており、「日本一の物知り」として池上氏がある意味神格化され、疑問をさしはさめない状況になっている。
 
 私の妄想は続きます。すでに池上氏の「超物知り」のイメージが出来上がっているため、特にテレビ局・番組制作者は、ご本人の意思にかかわらず、定着したイメージを壊さないように、事前に根回しや操作を行う必要が必要があるかもしれません。そういう意味では池上氏は、テレビをはじめとするマスコミの被害者と言えるのかもしれません。

 池上氏は確かに物知りで解説も大変わかりやすく、日頃から並々ならぬ猛勉強・情報収集をしている可能性はあるでしょう。しかし、最近の池上氏の表情と殺人的なスケジュールをみていますと、私にはこのパクリ疑惑・ヤラセを妄想の域に留めるのは難しいのではないかと思うのです。

横浜の女性刺傷事件、強盗殺人未遂で70代の男を逮捕!

 神奈川新聞他によりますと、11日午前3時半ころ、横浜市神奈川区大口通の商店街の路上で、会社員の女性が上半身を刃物のようなもので複数回刺されて重傷を負った事件で、神奈川県警は12日、強盗殺人未遂容疑で、同区に住む70代の男を逮捕したことがわかりました。
 犯行の動機などは、今後の取り調べで徐々に明らかになっていくと思われますが、それにしても逮捕されたのが70代の老人だったとは驚きです。
 大けがをして精神的にもショックを受けているこの被害女性を批判するつもりはありませんが、午前2~4時頃は人通りが最も少なくなる時間帯であり、特に女性は犯罪者のターゲットになる危険性が増しますから、徒歩や自転車で帰宅する時には、細心の注意を払う必要があるでしょう。
 私は歳をとるにつれ、さすがに町中で飲む回数は減っていますが、外で飲み会があった時に、時間帯によっては繁華街から歩いて自宅へ帰ることが時々あります(徒歩約30分の道のりです)。
 その徒歩で帰る時、私は常に気を付けていることがあります。一つは、かなり酔っていたとしてもできるだけ酔っていることがわからないように、意識して早いスピードでまっすぐ歩くことです。
 もう1点は、繁華街や駅近くを歩く時には不審な人物につけられていないか、一定時間ごとに回り(特に後方)をキョロキョロ見て確認することです。
 これは恐喝・ひったくりなどの手段で帰宅者の金品を狙っている連中のターゲットにならないための防衛策なのです。簡単に盗めそうな隙がないと思わせられれば、被害にあう確率はぐんと下がります。
 ところが深夜の繁華街でなくても、ひったくりの危険はあるということを私は身をもって体験したことがあります。確か日の短くなった秋だったと思いますが、日曜日の夕方5時半ころ、自宅からさほど遠くない工場地区をウォ-キングしていた時のことです。日曜日は工場のほとんどの生産ラインが停止して道路に人は全く見当たりません。無人の工場群の中を歩いていたところ、バイクの音が聞こえ、背後から近づいてくるのを感じました。ところが音はすれどなかなかやってこないのです。この時私はすでに嫌な予感がしていました。やがてバイクが私を右側から追い越していく時に、バイクのスピードがひどく遅かった(自転車並み)ので、バイクに乗っていたヘルメットをかぶった若者らしき男2人組を横目で確認しました。
 その時直感的に「こいつら、ひったくりできる相手を物色しているのかもしれない」と思ったのです。そこでバイクの動きに注意を払いながらウオーキングを続けていたところ、少し先で水路と並行した反対側の道路を戻っていくではありませんか。そこでさらに動向を注視していると、また反転して元の道に戻って来るではありませんか。背後から再び近づこうとする動きが分かった瞬間、私は思い切りダッシュし20~30メートル先の橋を左折して50m先の幹線道路に出たのです。私がダッシュした瞬間に二人組の叫び声が聞こえたようですが、さすがに間に合わないと見たのか私を追っては来ませんでした。
 もちろん私のとり越し苦労の可能性もないわけではありませんが、長年生徒指導で培ったカンから十中八九ひったくり犯と思っています。第一線を退いてから何年か経ちますが、まだ危険察知能力はそれほど衰えていなかったようでうれしい限りです。
 みなさんも外を一人で歩く時には、危険な時間帯・場所をできるだけ避けるとともに、人がいないようなエリアでは、常に周りに注意を払う習慣を身に着けておくと良いと思います。

大学共通テスト記述式問題に関する疑問(前回の続き)

 昨日大学共通テストの記述問題に対する不安な点を述べさせていただきましたが、私自身がどのような方法で採点し、配点・評価するのか詳細を理解していない面もありましたので、あらためてネット記事、大学入試センターの情報などを読ませていただきました。
 私だけでなく多くの方が危惧している公平性の確保については、大学センターなどで確かに様々な工夫がみられることは事実です。 
 国語では評価すべき具体的個所を何か所か決め、それが正しく記述されているか項目ごとにチェックし、条件をクリアした個数・箇所・組合せによって段階評価(確か4段階)が決まるという仕組みです。受験生が自己採点しやすいようにあらかじめチェック表がつくられ、項目ごとに記述条件を満たしていれば〇、満たしていなければ×を入れ、〇の個数・組合せを評価表に当てはめ、自分の段階評価を知るというわけです。
 確かにこの方法なら、ある程度の客観性を満たしつつ段階値という形で幅を持たせますから、公平性にあまり問題がないようにも見えます。しかし、私にはあらためて以下の問題点、矛盾点が見えてくるのです。

1.記述問題では創造力・表現力を見るといいながら、マス目の使い方、字の書き方等の技術的部分でクリアすべき条件を課している
2.受験生の個性を見るべき記述問題でチェック箇所を固定化し、その組み合わせでたった4段階に分けるだけでは、大学側は受験生にどの程度どういった傾向の想像力・表現力があるのか判断できない
3.2の程度の想像力・表現力を大雑把に評価するために、採点者約1000人を用意し、得点集計を1週間ほど遅らせるほど労力と時間をかける必要があるのか
4.記述問題については同一場所で同時に採点し、その都度瞬時に照らし合わせ・修正を行えない限り、完全に公平性を担保することは難しい
5.民間業者に採点を委託し千人もの採点者を確保する場合、受験の利害関係者を全く排除することは難しく、機密性・公平性に不安がある

 大学入試センター情報を見ますと、「この記述問題の段階値をどう使うかは大学自身の判断による」という文面も見られました(実際どう活用されるのかまだ流動的なのでしょうか)。もしそうであるなら、大掛かりに時間と労力をかけて公平性に問題のある記述問題を全国共通テストで出題する必要はなく、各大学が想像力・表現力を見たければ、2次試験で独自のやり方で行えばよいだけの話ではないでしょうか。
 私は日本の大学入試は根本的な変革、発想の大転換の必要性を感じていますので、またどこかでユニークな私案を述べたいと思います。

大学「共通テスト」試行調査開始、8万人超参加

 10日の産経ニュースによりますと、大学入試センターは10日、現行センター試験の後継として再来年度から導入される「大学入学共通テスト」の試行調査を全国で開始しました。作問から採点まで課題を検証する最終的な調査で、本番を想定し、11日までの2日間の日程で実施され、全国の高校2年・3年の計8万4千人が参加するということです。
 「共通テスト」では、単なる知識だけでなく、思考力や判断力、表現力などもみるため、国語と数学で記述式問題を一部導入するなど新たな出題形式登場し、従来とは大きく変わることになりそうです。
 大学センターでは今後、採点結果を分析し、調査結果を年度内に公表するということです。

 さて、記述式が導入されるなど大学入学試験が様変わりしようとしています。しかし、これまで公立高校の入試採点に直接携わってきた人間として言わせていただければ、不安の方が大きいと言わざるを得ません。
 確かに記述式問題を出題すれば、記号選択では測りにくい思考力や表現力などをある程度調べることはできるでしょう。しかし、その採点基準を明確にすることがなかなか難しいのです。
 私は社会科の教員ですが、地元県の公立高校社会科の入試問題は記述問題が多く、思考力・分析力をみるには良い問題であるため、全国的にはある程度評価されているようですが、採点する側からすれば大いに頭を悩まされるのです。
 県から採点基準、模範解答例は送られてきますが、かなりの字数を書かせる問題ともなると、模範解答にとどまらず、何十種類もの正答らしき解答が出てくるのです。採点者は事前に完全正解、部分点の様々なパターンを予想して採点基準を準備するのですが、子供たちの発想力は大人の範疇を超えていますので、採点を始めてから途中何度も採点基準のパターンはまらない解答に遭遇し、採点を中断し協議して、採点基準を改定・付加しなくてはならなくなります。これは毎年現実に起こっていたことなのです。
 普通、1教科1校当たり5~10名くらいの教員で採点しますが、数十通り以上にもなる解答パターンの採点基準が本当にぶれていないのか心配になります。あってはならないことですが、教員の連携不足や基準の解釈の誤差、時間とともに欠けてくる集中力(採点ミス)を完璧に防げるかと言われれば、私は経験上絶対大丈夫と言い切ることはできません。
 確か数年前でしたか、都立高校で採点ミスが何百か所も見つかったということがあったはずです。答案枚数が200~1000枚の採点でこのような状況ですから、全国で約50万人以上が受けるといわれる「全国共通テスト」で、果たして記述問題の採点基準を明確に定めることができるのか、また全国各地で多くの採点者がいる中でどれだけ公平なミスのない採点ができるのか、私は不安の方が大きいのです。若者の一生を左右するかもしれない大学受験の合否を、記述問題で全国一律に判定することは危険極まりないと私は思うのですが…。
プロフィール

わだしん

Author:わだしん
和田慎市です。公立高校退職後、私立高校で講師をしています。教鞭をとるかたわら、教師人生で学んだノウハウを多くの方に活かしてもらおうと、執筆・講演活動を行っています。昨年末には第三作「いじめの正体」(共栄書房)を出版しました。ご意見・情報交換はこちらへお願いします。なお、詳しいプロフィールはこちらから。

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